*** BL好きのひとりごと ***

BLのあれこれを語ります

小説 「箱庭−HAKONIWA−」 ゆりの菜櫻

2009.07.24 (Fri)

箱庭―HAKONIWA (もえぎ文庫)箱庭―HAKONIWA (もえぎ文庫)
(2009/01/20)
ゆりの 菜櫻

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同じ作者さん?


ゆりのさんってこういう作品も書くんだぁ……と思ってしまいました。
たくさん読んでいるわけではないのですが、今まで読んだイメージがなんかすごいエッチを書く作者さんのイメージで。

この作品はわりと淡々としたイメージと内容なので、思わず同じ作者さんなのかと確認してしまいました(笑)

SFですね。
NASAで怪しい?ものを研究する部門の研究員。
それを守る軍人さん
昔のJUNEを彷彿とさせる感じがしました。
好きぃ〜とか、愛してるぅ〜みたいな世界ではなく、深く静かに思っている……みたいな世界です。

装丁の暗い感じが何とも言えず魅力的で(BL的でないという意味で)惹かれました。





コミック 「リベット」 天野 瑰/原作:木原音瀬

2009.07.24 (Fri)

リベット (プラザCOMIX Hollyシリーズ) (プラザコミックス)リベット (プラザCOMIX Hollyシリーズ) (プラザコミックス)
(2009/07/21)
天野 瑰

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ノベルスの続きを違う作者がコミックで……と言うのは珍しい企画です。
雑誌ergoもずっと読んでいたので再読ですが、違和感なく読めました。
乾と初芝の未来ならたぶんこんな感じで間違いないと思っていました。

それほど突拍子もない展開でもなく、恋に焦れたカップルならありがちな展開と言えましょう。
誰でも幸せになるまでには不安はあります。
新しい恋に飛び込めないのも珍しいことではありません。
オトナになって社会的な縛りもあれば、ましてや男同士で病気のこともある。
すんなり受け入れる方が考えなしの馬鹿者です。
それでもハッピーエンドを迎えるのはおとぎ話だからこそ。
そんなところがBLを好きな理由です。
現実にはこうはいかないでしょう。
でもどんな困難も二人の愛の力で乗り越える醍醐味がBLの中の恋愛と思っています。
ハッピーエンド主義なわけではないですが、やはり幸せになるのは嬉しいものです。

描きおろしもとても良かったです。
木原作品苦手な人にもこの作品はお薦めです。






ドラマCD 「春を抱いていた 冬の蝉 前世篇」 原作:新田祐克

2009.07.24 (Fri)

冬の蝉冬の蝉
(2002/05/25)
ドラマCD森川智之

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この作品は前世編とありますが、設定的には劇中劇です。
俳優である二人が演じる幕末ものですが、悲劇的に終わる結末でもあり、作中実話と言うことで、その主役二人に作品の主役がうり二つという設定で前世編という事になっています。

前世かどうかは別にしても、俳優二人の日常を描くことの多い「春抱き」の中で、このお話はドラマティックであり、歴史的背景も含めシリアスでそれなりに重厚な作品だと思います。
私は作者さんの「絵」が苦手で初期の頃避けてきた作品だったのですが、この「冬の蝉」の頃から私の中で「神作品」的な存在になりました。
最近、別なことで物議を醸し出し、トラブルになった作者さんですが、私はこの作品を含め一連のこのシリーズの声優さんを高く評価しています。
私としてはこのシリーズ作品達はコミックよりもドラマCDの方を高く評価しています。

声優さんたちもこの作品にはとても力を注いでいる様子をインタビューや各フリートークで知りましたし、森川さんは多くの作品で知っていましたが三木さんに関しては「春抱きCD」の第1号ではまった記憶があります。

私にとって思い出深いシリーズで、特にこれが好きな作品です。





小説 「いとし、いとしという心」 かわい有美子

2009.06.28 (Sun)

いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)いとし、いとしという心 (ビーボーイノベルズ)
(2009/06)
かわい 有美子

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う〜ん、かわいさんの作品にしてはもの足らず。
ヤンデレ好きなんですが、なんだろう、いまいち伝わってくるのがぼや〜〜としている感じです。
京都弁のせいなのか、最後まで受けの気持ちがよくわからない……状態だったからなのか。
ヤンデレの側の目線が少なかったせいかもしれないですね。
これはヤンデレ攻めの千秋の目線でずっと追っていたならだいぶ違ったかも知れません。
千秋の過去の確執とか、切ない片思いとかの心情が書かれていると切なさに同化できたのかも知れませんが。
受けの鈍さの方が勝ってしまっている……

噂によると続編というか、過去編が出るらしいという話を小耳に挟んだので是非そちらに期待したいです。
もしそちらの話が読めるなら、そのあとこちらを読むとまた違った印象になるのではないかと。
千秋の家族はちょっと酷すぎるものね〜〜
死んだ長男を責めたくはないですが、きっとこの人も知らずに傷つけるタイプですね。

とにかく次回に期待したいです♪



小説 「Fly me to the Moon 」 雪代鞠絵

2009.06.23 (Tue)

Fly me to the Moon (幻冬舎ルチル文庫)Fly me to the Moon (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/03/17)
雪代 鞠絵

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以前のビブロス版の時も読んだのですが、手放してしまったので文庫も購入、再読。
わずかな甘いお菓子にだけ幸せを求める男の子。
男の子と言っても16歳なんだから普通ならもうこういうお話は合わないのだけれど、妙に子供っぽいのでOK。
まさか小学生にするわけにもいかないからこの年齢設定で、だから妙に子供っぽい16歳になったのだと思うけど。

子供っぽい16歳に(その保護者だからか?)妙にオヤジっぽい29歳(笑)
やりとりは恋人よりは親子のよう。
でも保護者攻め?が好きな私にはなかなか良かった。

そしてチョコレート一枚程度のものにしか幸せを求められない受けにいつも涙。
でも現実ってもっと悲惨だと思うからこれでもマッチ売りの少女じゃないけれど、ささやかな幸せがあるだけましなのかも……というか、そこに幸せを求められるのがすごい。
自分の分をわきまえて、余計な希望を持たないのは現実だったら哀しすぎるけれど、お話の中ではそこがまたファンタジーでいい感じ。
本人も言っているけれど、とかく人間はひとつひとつ、だんだんと欲張りになる生き物。
多くを望んではいけないと自分を律する受けは健気です。
読んでいるこちらは、そこに哀れさを感じるんだけれど、すれてない受けって読んでいる自分がいいオトナだけに感動する(笑)
ちょっとだけこちらも綺麗な気持ちになれるから好き。
そしてもうちょっと幸せになってもいいよと言ってあげたい優しい気持ちになる自分が好き(笑)
こういう話が好きなのは実は自分のためだったりします。
心がかさつく日常で、「心が洗われる」とか言う表現がありますが、忘れている素直さとか、優しさだとか、そして自分は恵まれている事とか、単純ですが忘れがちなことを認識させてくれる。
涙を流すと、私ってまだこういう話で泣けるのねと妙に安心もします^^;
切ないのが返って精神安定剤の役目になっているのかも。

今度は手放さずに手元に置いておこうと思ったのでしたv



コミック 「ファインダーの真実」 やまねあやの

2009.06.13 (Sat)

ファインダーの真実 (ビーボーイコミックス)ファインダーの真実 (ビーボーイコミックス)
(2009/06/10)
やまね あやの

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思わず並んでいるコミック棚から全巻持ってきて最初から一気読みしました。
話がどうなっていたのかすでに思い出せなかったので。

今回は一言で、バイオレンス〜〜〜って感じでした。
ドンパチが五割り増し?いや十割り増し???
その分痛そうなシーンも多くて……萌えました(笑)

麻見と秋仁も久しぶりの再会だったのでエロシーンも回数は少ないけれど内容は同じく五割り増し?
書き下ろしの「楽園」も良かったです。
のんびりと、そしてちょっと優しい麻見に萌え♪

終わってしまうのかと思ったら、続いてくれそうです。
でも雑誌を読まない私が次に会えるのはいつだろう?
そのときはまたたぶん最初から……
そのときのためにコミック棚の一番手前にこのシリーズは並んでいます(笑)
「標的」は何度読むんだろう。
でも秋仁可愛いからいいや。

次回、早く読めますように♪



小説 「箍冬 cotoh」 水原とほる

2009.06.13 (Sat)

箍冬-Cotoh- (ピアスノベルズ)箍冬-Cotoh- (ピアスノベルズ)
(2004/02/06)
水原 とほる

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表現はハードなのかも知れませんが、私は前作「夏陰」よりもあまあまになってると思いました→岡林。
どこがぁ〜〜〜〜〜ってツッコミ入れられるかも知れませんが、夏陰の方では雪洋に対してどこかよくわからずに暴力振るっていた印象があったのです。
自分でもよくわからないけど……みたいな。
でも今回はどう見ても執着、嫉妬。
とにかくほしいぃ〜〜〜っていう前回から、自分には絶対に欲しい人間(モノ)だから逃がさないっ!って感じがね、ちょっと可愛いかなって。
そうはいっても今回も展開としては似たり寄ったりですが。
でも過呼吸の雪洋をちょっと手が出せずに遠目で心配している風な岡林が可愛かったとも思いました。
雪洋もいい加減往生際が悪い!!
実際問題だったら当然でしょうが、BLの受けはもうちょっとはやく陥落するものです(笑)
だからいつまでも酷い目に遭っちゃう。
でもそこが飽きずに読めるツボでもあるので、たまにはこういう話がいいです←どっちなんだ。
なかなか妥協しない水原さんがやっぱり好きだなぁ……
久しぶりに続編書きませんか?なんて。



小説 「蝶よ、花よ」 雪代鞠絵

2009.06.13 (Sat)

蝶よ、花よ (幻冬舎ルチル文庫)蝶よ、花よ (幻冬舎ルチル文庫)
(2008/01/18)
雪代 鞠絵

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雪代さんの受けはわりと好きな方です。
性別受けが好きかというと、女装とかは正直勘弁して欲しいのですが、女の子っぽいというよりは子供っぽいと思うのです。
きたざわさんの受けもわりとそうですが、作品の受けが年齢よりも子供っぽい感じがして、でもその分純真でまっすぐなところがいいです。

そして弱いのかと思ったら案外……と言うのに萌えます。
その辺のさじ加減は微妙なので全部が好きというわけでもないし、読む方も個人差があるとは思いますが儚げで強い!っていうのは好きです。
これが女の子だと文字通り女々しい感じがして、さらに涙は女の武器!みたいな感じで嫌なんですが、少年がこれをやるといじらしいと思うのは私が女だから?(笑)

和紗なんて女みたいな名前のぶっきらぼうな攻めが異常なくらいの不器用さなのも相反して(私の萌えの)王道カップル。
このお話は二人の性格が両極端なのが面白いのだと思います。



小説 「夏陰(cain)」 水原とほる

2009.06.12 (Fri)

夏陰―Cain (ピアスノベルズ)夏陰―Cain (ピアスノベルズ)
(2003/04)
水原 とほる

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本棚に残っていたので、かなり気に入った作品だったのだとは思う。
2003年発売、当時すぐに買って読んだのだと思うが、どこが良かったんだろう自分。。。
でもこれで水原さんの作品を作家買いすることになって、この本が水原さんのノベルズデビューなのでその後ほとんどの本を読んでいるはず。
でも今読み返すとなんでそんなにはまったのかわからない(苦笑)

推測するに、BLにあまりないハードさに惹かれたのだと思う。
きっと当時は学園ものとかのあまあまばかりが氾濫していたのかしら?(笑)
ここ数年はBLもけっこうハードな内容が多かったりするから目立たないかも知れないけれど、それでも暴力描写は読み返してもけっこう本気だぁ……と再確認。
苦手な人にはNGです。
特に受けがけっこう本気で殴られちゃってる、それもBLの攻めにありがちな心配でついマジギレしちゃいました、の愛ある暴力でなく、SMなわけでもなく、純粋に攻めから受けへの暴力(脇キャラじゃなく本命からのマジ暴力だし)
自分の思うとおりにならないからって……そりゃファンタジーではなく本物極道です。。。

今思うと水原さん凄いな。
いくらピアスノベルスとはいえ、勇気ある(編集さんも)
もしかしたらこの辺の勇気が気に入ったのかも知れません。
これ読むと最近の水原さんはあまあまなんだと思ってしまう。

最後はハッピーエンドなので、跳ねっ返りの強情受けとほんまもんやくざ?のバトルを興味を持って読める方にお勧め。

コミック 「契-ちぎり 3」 逢坂 みや

2009.06.09 (Tue)

契-ちぎり 3 (ダイヤモンドコミックス)契-ちぎり 3 (ダイヤモンドコミックス)
(2007/05/22)
逢坂 みや

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【ネタバレあり】














やっぱり攻めではなく総受け状態?


相変わらずぐちゃぐちゃです。
加賀があちこち手ぇ出すので毎回受けがたくさんです。
坊の真実には一方通行なのでそちらで進展がないし、他に毎回手を出す相手が単なる行きずりかと思うとその時々の加賀は相手に対してけっこう真摯である意味本気だったりするから、カップリングが判断しづらいです。
本来なら全編通して加賀×真実にするべきなんでしょうか?
でもほかの男達の方が恋愛らしい気がするんだけど。

ここへ来て急展開。
離れていた真実とも再会しますが、そこでばらばらに見えた人間関係が一気に結びつくことに。
真実が好きだった養護教諭の菅野の思い人は加賀だった。
偶然再会して菅野はあのときの男が加賀だと気づき、思いを打ち明ける。
菅野は自分のことは告げなかったが、加賀はちゃんと気づいてた。
自分と出会ったあとに性器をを切り取られ、足を不自由にさせられた菅野を気遣って大事にしたいと思う。
けれどその矢先、菅野が真実の思い人だと知ってしまう。
真実に殴られ、なじられ、精神崩壊状態の加賀……
しかもそれらの出会いを画策したのは昔の知り合い榎本(今はライバルの組幹部)
菅野の性器を昔切り取ったのも実はこの男。
なぜって、榎本も加賀を愛しているから〜〜〜という、超複雑な関係。

しかもそれらの事情を把握して裏で画策してる?のはなんと真実の実父で組長の室生だったりする。
そしてほぼすべての登場人物が加賀に執着してます。
加賀ってどんなフェロモン出してるんでしょう? ビックリです。
更に続きが気になりますが、ろくな展開にならない予想は付きます(笑)


コミック 「契-ちぎり 2」 逢坂みや

2009.06.08 (Mon)

契-ちぎり 2 (ダイヤモンドコミックス)契-ちぎり 2 (ダイヤモンドコミックス)
(2007/04/17)
逢坂 みや

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【ネタバレあり】













主人公は加賀です(一応念のため)これは変わらずなんですが……
2巻の展開は刑事物ふたつ。

最初の刑事とは、エリートの刑事に同情し、一度は身を捨てて組長の殺害まで決心する話し。
けれど刑事は加賀への思いを考え直し、加賀もタイミング的に組長狙撃は諦めるという展開。 坊のお守り役になる前夜の話し。

続いての刑事の話が前半の話の続きかと思いきや、これまた別の刑事登場。
本当によく男を誘い寄せる男で……加賀というのは。
もしかして誘い受けなんじゃ?
加賀は攻めなんですが、若いときはヤられてたので、基本は受け体質なのかも。
それでもって誘い受け……総受け(笑)

二度目の刑事さんの話は壮絶で、この刑事さんストーカー? ひとつ間違えば気持ち悪い人です。
しかも加賀のことを好きな女の子を引き取って二人で加賀を(精神的に)共有して愛し合っているという。
女がらみはNGという人は絶対に読まないでください。
そして必ず血ぃなんです。ドバァと血ぃ出るシーンの続出で、哀しい。。。
女、血が駄目な人は絶対に駄目です。
それから加賀は坊一筋ですが、男や女とたくさんシーンがあるのでそう言うのも駄目な人はNGな作品です。

でも切なくてハードで先が気になるし。
後半はとうとう坊の東京での生活に描写が移ったんですが、坊の真実は加賀がとても大事で離すことは出来ないんだけれど、それは兄に対する気持ちと一緒なわけです。
でも12歳で自分で決めて、自分の身体を与えて、そのあと突き放したことを申し訳なく思っている。でも他に好きな人が出来てしまう。
養護教諭の菅野。菅野と後半思いが通じて加賀に対して後ろめたい気がする真実なのですが、実は菅野と加賀は知り合いで、しかも菅野が密かに名前も知らずに愛し続けた相手が加賀だった……とここまでが2巻。
まだ互いに(3人とも)真相は知りません。

これはもう続きが気にならないはずはないです(笑)
なかなか読むのに気合いがいる作品です(読んだあとけっこう疲れます(笑))






小説 「アマンテ」 華藤 えれな

2009.06.07 (Sun)

アマンテ (リンクスロマンス)アマンテ (リンクスロマンス)
(2009/05)
華藤 えれな

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「サウダージ」越えかと思いきや……



前半はとても良い進みだと思っていたんですが、クライマックスのロベルトの復讐が本気になった辺りから怪しい感じに。

後半、残りページが少なくなってからやはり私はあなたを憎んでいるので(レオンをと言うべきか)と言う展開になっても、え〜〜そっちへ行っちゃうの?という思いです。

その辺りのビクトルも突然マフィアのボスとは思えない弱気な姿勢に。

だったら最初からそういうキャラで来ていればいいのですが(マフィアのボスも可愛い我が子には弱いという)確かに過保護なくらい可愛がっていましたが、一線に対しては断固とした姿勢だったはず。

なんか後半はキャラの性格もぐちゃぐちゃになって想像していたものといきなりひっくり返ってしまった感じ。

ストーリーがひっくり返るのは大歓迎なのですが、キャラの思想や性格がいきなりそうなるのは付いていけません。



もしもすべてがひっくり返るほどの復讐に燃えるならそれなりのページを割いて展開して欲しかったし(唐突だったので)、真ん中の愛人云々の展開はいらないので、ロベルトのマフィアの仲間入り時点で冷たくされ、キレたロベルトが……のほうがすんなり受け入れられます。




愛人の展開の時点でロベルトは覚悟していたと何回も言っているのに、レオンが跡取りとして優遇されるのは当然のことだし、それに焼いて……と言うのは動機が弱い気がします。

だったらもっと前に絶望していた気がするんですけどね。



どうもその辺からキャラに同調する気になれず、置いてきぼりを食った気分でした。

もしかしたらビクトルの心情を合間にもう少し書いてくれていたら対比してすれ違いの心が切なく感じたかも?とか色々考えてしまったのですが。

今となってはよくわかりません。



半分過ぎるまでは前作を超えたと思っていたので私的には残念です。





コミック 「赤い戀」 九条AOI

2009.06.07 (Sun)

赤い戀 (アクションコミックスBoys Loveシリーズ)赤い戀 (アクションコミックスBoys Loveシリーズ)
(2006/03/11)
九条 AOI

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現在モデルという人気商売の攻めと平凡なサラリーマンの受け。

幼馴染み。

高校時代に攻めの拓哉が告白。

受けの洋も拓哉が好きだったことから恋人同士に昇格。

特にハードルもなく数年が過ぎ……

現在は生活がまるで違う二人。

モデルという特殊な環境にいる拓哉は真面目にサラリーマンの生活をきっちり送る洋に対して、生活サイクルの違う自分の要求が我が儘なことを承知しながらも、その我が儘を通さないと二人の時間がないことにジレンマ。

一方、綺麗な顔で芸能人でなくとも目立つしモテる洋。

人気商売の拓哉が男の自分と付き合っていることに後ろめたさ。

ライバル出現とか小さなトラブルはあるものの、安心して読めるBLものです。

派手さはないものの、毎日の小さな幸せに喜びを見つけられるハッピーなお話。




コミック 「契  1」 逢坂みや

2009.06.07 (Sun)

契-ちぎり 1 (ダイヤモンドコミックス)契-ちぎり 1 (ダイヤモンドコミックス)
(2007/04/17)
逢坂 みや

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続刊に繋がる第1巻です。

BLによく登場する、なんちゃってヤクザとかファンタジーヤクザとはちょっと趣が違います。

一般小説のヤクザくらいにはちょっとハードな感じ。

なので途中、すごい描写もあります、グロいとか、酷い展開がNGの方は避けた方が無難です。

女も絡むし……

反対に、ちょっとファンタジーヤクザものがぬるいと思われる方にはお勧め。




まだこの巻前半では坊が小さいので何もなしです。

お守り役の加賀の片思い。

命を懸けて守っていますが、側にいるのも辛くなる。

やがてそれは坊にも伝わります。

子供心にも片時も離さなかった加賀を失いたくない彼は自分を与えても良いと思います。

この辺りは年齢的に考えてショタに当たるのか?

結ばれはしたのですが、坊は自分はまだ子供だし、跡継ぎの自分がそう言うことでは後々良くないと思い、離れて暮らす道を選びます。

失いたくなくて身体を繋いだのに、それでも二人の将来をこの年で考える坊は大物の予感(笑)



加賀はモテる男で男からも女からも言い寄られて大変。

坊に向けてはいけない思いをそこら中で食い散らかします。

そのために起こるトラブルも大変。



セックス描写よりも血の描写が多いくらいなのでそのつもりでお読み下さい。

読むと今後が気になると思います。





小説 「寄せては返す波のように」

2009.06.04 (Thu)

寄せては返す波のように (ガッシュ文庫)寄せては返す波のように (ガッシュ文庫)
(2009/05/28)
六青 みつみ

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続編、そしてほぼおきまりの事ですが、なぜか続編が来ると本編よりも脇カプがさらにいいお話に。

エリィは前回敵役、そんでもって悪役(笑)
でもおそらく彼も可哀想な人……という終わり方でしたので今回はその彼の寂しさ満載のお話に。
ショアにしたことは許せませんが、ある意味ショアよりも可哀想な人です。
ショアはある時期まで自分がいいように利用されていることに気づかなかったし、気づくまではそれなりに自分で幸せを感じることもあった。
エリィはショアを利用したけれど、その酷い扱いの一方でショアを保護しそれなりに育ててきたのだから。

エリィの不幸は自分が不幸だとも気づいてなかったこと。
その育ちのせいで自分がどんなに淋しい人間か、優しさも愛情も知らない不幸な人間だったって事がわかっていなかった。
それがわかったのはショアをなくしたからで、知った途端に絶望のどん底。

今回ルースと知り合った経緯とか、自分の気持ちを埋めるために利用したこととかは、卑怯ではあるけれど、人間ならこういう事もあるかも知れない。
今度のエリィが偉かったのは、きちんとショアとの過去の間違いをひとつずつ正して、今度はルースの信頼を得ようとしたところ。
人間、やれば出来る。変わろうと思えば変われるの見本ですね。エリィ偉い!(笑)
ルースは本当にいい子です。
ショアもいい子だったけれど、ルースはそれ以上。
ルース側から見ればこれはシンデレラ物語。
今後大変なのはやはりルースよりもエリィでしょう。
でもエリィ自身も幸せになりたい!て思う限り、この二人は大丈夫でしょう。

六青さんお得意の切ない話ですが、今回は受けが必要以上に不幸に追い込まれることもなく(ショアの身代わりに苦悩するのはこの話の鍵なので仕方ありません)、別の男達に輪姦されることもなく、普通にハッピーエンドを迎えます。
いつもの六青さんが苦手な人も安心して読めると思いますよ。

幸せになったショア付き@エリィと和解して彼を気遣う大人のショア付きです♪
とてもお勧めv


満足度 : ★★★★★




小説 「真音 1 」 谷崎泉

2009.06.04 (Thu)

真音〈1〉 (リンクスロマンス)真音〈1〉 (リンクスロマンス)
(2009/05)
谷崎 泉

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ヤクザに親の借金、というとBLのテンプレものに思えますが、この話はちょっと違うようです。
莫大な借金のカタに綺麗な男の子が愛人になる……みたいな単純な話ではないようです。
そもそも借金の額が38万とか少額だし(それでも返せないんですが)、一応ボスの富樫は進藤を自分のものにしたい下心はあるものの、部下の槇原は進藤に仕事(パチンコ店員)を紹介して、さらに利子はいらないから……などという展開。
どうやら話はまだ入り口のようです。

ページを開いたら二段組み、嬉しさにわくわくしたのですが、私は本来どうもこの作者さんとは相性が悪いらしく、何度か読んでいるのですが相性が良かったのは「目眩」だけです。
長期シリーズも途中で投げ出したし。
でもこの話は相性がよさそう。続きが気になります。
二段組みで250ページほどを読んだのにまだよくわからない。
ちなみに富樫と進藤は一応Hはあったのですが、まだ恋人じゃありません。
しつこい富樫を進藤が躱すような形で進展は遅々として進まない。
登場人物も多くて魅力的です。
今のところあくどい人物は居ませんが、これからだと思います。
進藤の面倒を見ている槇原がいい人で進藤は富樫よりもこちらに懐いています(カップルにはならない関係ですが)
「さめ」というお料理屋のおばあちゃんもなかなか魅力的な人。
恋愛とは関係ない人たちがなかなかいい味で、BL要素の他にも楽しめる話です。

どうやら富樫、槇原、進藤、もしかしたらさめさんも過去にかなりの曰く付きで、まだそれが明らかになっていません。
その辺が彼らが結びついているきっかけというか原因と言おうか……彼らの人生、生き方の根底にあるようです。
まだまだこれからの話なのかも知れません。
それでも魅力的な話しに思えました。

同時収録の「邂逅」は富樫と槇原の出会い編です。
まだ前半部分の話のようで、出会ってはいますが理解し合ってはいないのでこの話もこれからです。
次回、続きがあるそうなのでこちらも楽しみです。
早めに出てくれることを祈りながら次回も必ず読みます。

しっかりしたストーリーを望む方に


満足度 : ★★★★★








小説 「共棲愛―シンクロニア―」 華藤えれな

2009.06.04 (Thu)

共棲愛―シンクロニア (アルルノベルス)共棲愛―シンクロニア (アルルノベルス)
(2009/05)
華藤 えれな

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兄を愛していた攻めも兄の身代わりでもいい受けも意地を張りすぎて斜め上に行ってる感じですが、そこが精神的なすれ違い愛で萌えるのかも知れません。
何となく無理しているのを相手に気づかれているだろうなぁと思いつつ、知らないフリをやめられない。

兄が生きていたらどうなっていたんだろう?とこちらまで考えてしまいます。
あまりにも二人が兄を意識しすぎるので死んだ兄は墓の中で「おいおい」と言っているかも知れません。

その割に泣くほどではなかったのですが、共棲愛―シンクロニア―の表題作のほうではなく、書き下ろしの方の共鳴愛−レゾナンス−のほうの兄とのエピソードで泣かされてしまいました。
これはフェイント気味です。
身代わりだと落ち込んでいた弟以上に兄は辛い恋をしていたと思います。
弟は知りませんが、兄の恋の障害の一部分には弟の病気もあったのです。

どちらにしろ、あっけなく去られてしまう(死んでしまう)というのはきついですよね。
それが家族でも恋人であったとしても。








小説 「ラ・ヴィアン・ローズ」 山藍紫姫子

2009.06.04 (Thu)

ラ・ヴィアン・ローズ (花音ノベルス)ラ・ヴィアン・ローズ (花音ノベルス)
(1995/10)
山藍 紫姫子

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どう書いていいものやら

受け攻めのカップリングが複数で……
山藍さんの作品には複数プレイとかも多いので困る場合も多いのですが、これは特に困ります。

義理とはいえ近親だらけ、親兄弟4人と最後は5Pというのは強烈ですよね。
しかもそのほかにも彼の毒牙ではなく色気に当てられたのか、トチ狂って人生踏み外す男達も後を絶たず……
お母さん譲りの美貌とはありましたが、どんな罪作りなお母さんだったんだ、とそちらにも興味津々になりました。

究極の総受けです(笑)
究極の流され受けとも言うか……な。
この作品はドラマCDもありまして、そちらの印象も強烈でした。







小説 「幾千の河もやがてひとつの海になる」 山藍紫姫子

2009.06.04 (Thu)

幾千の河もやがてひとつの海になる (バニラ新書)幾千の河もやがてひとつの海になる (バニラ新書)
(1997/05)
山藍 紫姫子

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酷い駄作と取るか神作品と取るか。。。

データ入力に困るんですが……(山藍さんの作品はこればっかりな気が……)
とりあえずご都合主義どころか、ストーリーに関しては目を瞑ってください。
そして変態プレイのみ覗きたい方にお勧めです。
読んだらすごい世界が見れます(苦笑)

主人公の玲は庶子で父親や兄から性的虐待。
前半からすでに近親相姦です。
そしてまだまだ甘い!他にも政治がらみのパーティーで生け贄?性奴隷という感じです。
ここまででも更にすごい展開でしょ。
それでも終わらなくて……獣姦になるのですよ。
これすごいです。
獣姦て、他でも読んだことあるのですが、この話が一番強烈だった気がします。
他にも話の中で女性も酷い目に遭っているので、このお話は地雷が多すぎます。
私のようにいくつもの地雷をくぐり抜けられるタフな方はどうぞ。

それで肝心な相手の的場なんですが、
先生なんですよ。
話の持って行き方としては、そんな不幸な玲を見て酷い!可哀想!自分が助けなきゃ!って言う展開なんですが。。。
的場が危険を冒して救い出すほどいつ恋愛関係に?そして玲も好きだったの?
いや、助けてくれたからじゃないの?と肝心のラブに関しては疑問だらけ。
どうも作者さんが情緒不安定なまま書きたいだけ書いたという逸話があるらしいので、地雷をクリア出来る方はBL(耽美)至上、こんな作品もあったのね、という生き証人になるために読んでください(爆)

ビックリするも呆れるも貴方次第です。

私は今後もこんな作品が現れないだろうという意味で「神作品」です。



小説 「いのせんと・わーるど」 かわいゆみこ

2009.05.30 (Sat)

いのせんと・わーるど (講談社X文庫―ホワイトハート)いのせんと・わーるど (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2000/05)
かわい ゆみこ

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タイトルのイメージとは全然違います

なぜこのタイトル?
私も最初のイメージで全然違う感じの話を想像していたのですが、なぜこんなタイトルを?と思います。

ひらがなのイメージとは違って(なんだかほんわか初恋話みたいじゃないですか)とても堅い話です。
職業BLと言って間違いありません。

普通、あまり恋愛に関係ないことがつらつら書いてあるとつい苛立ってしまうのですが、この話はとてもわかりやすく引き込まれます。



伊能は中学の頃からの親友を失っています。

本当は彼が好きだったのに彼の方から告白された途端、異端児になるのが怖くて素直に受け入れられなかった。

やっと決心した矢先、彼は死んでしまいます。

残された伊能は素直に告げられなかった思いを抱いたまま、後悔に後悔を重ねて7年の月日が。
未だに夢にまでうなされ、自分を許すことが出来ない。

野々宮は大学時代の後輩でそんな二人を知っていた。

具体的に何を知っていたわけではないけれど、なんとなく察していた。

そんな伊能の元に問題を起こした野々宮が転勤してくる。

二人はやはり7年ぶりに再会した。

神経質に自分を追い詰めている伊能に野々宮は自分の想像が当たっていたことを知り、そこまで死んだ親友に義理立てする伊能の生真面目さに惹かれる。

二人の思いは通じ合うのですが……

ここまでは普通のBL話。

この話は、この二人の恋愛話と同等に二人が扱う事件が語られます。



ドラマHEROなどで最近は「検事」と言うものが知られてきましたが、この話も検事の仕事や姿勢がよくわかります。

正義を持って当たってもそれだけでは解決しない、世間や権力の矛盾。

二人の愛情以上に犯罪への正義が書かれていて、難しくなく話しに溶け込めます。

むしろ事件ものに恋愛が絡んだ感じ。

しかも登場するベテラン刑事とのやりとりや、ヤクザがバックにいる原口という男もなかなか魅力的です。



あきらかな続き物で最後も続く……となっています。

二人の関係以上に事件の行方が気になる、不思議なBL小説です。

かわいさん、医者ものや官僚もの等、お仕事シリーズはなかなか硬派な面もあり魅力的な作家さんです。



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RUI

Author:RUI
耽美・やおいと呼ばれる頃から続き、BLの世界へ……となると読書歴は長いです。 基本、コミックよりも小説が好き。そして泣けるBLが好きです。 エロも嫌いではないけれど、エロの前にストーリーが前提であって欲しい♪ ドラマCDを通じて声優さんにも詳しくなりつつありますv

自分でもオリジナルBLを書くオンライン作家。
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