思い切り
ラストまでネタバレ
!!!要注意!!!
レディースデー。
観客の95%は女性。
午前中の回で300席ほどは埋まっていました。
結構混んでいるなという印象。
それほど中にのめり込む、と言う感じの作品ではなくてむしろかなり引いて観ていたように思う。
三分の一ほど観たところで、陳腐だなぁと思う。
作品が、ではない。
人間が……男と女が……である。
陳腐で滑稽。
互いが真剣であればあるほど、純粋であればあるほど、法廷で裁かれていくほどに、なんて滑稽なんだろう。
本人たちの真剣さとは裏腹に他の人間にとっては陳腐でしかないなんて。
愛とは、人間とは。
そんなものなのかも知れない。
本人たちが言うように、他の人間にわかりはしない。
どんなに愛していたか、どんなに苦しかったか。
当人たちがもがくほど、周りには無意味で滑稽になってしまう。
だから理解されることもない。
これはどこまで行っても平行線。
けれど、失笑しながら誰もがどこかに共感したはず。
女は計算高い。
これはお金とか、損得のことではなく。
女は未来をきちんと計算している。
明日のことを、一週間後のことをいつも考えている。
それが幸せであれ、破滅であれ。
いつでもきちんと計算している。
無軌道に見えても、実はそうではないと思う。
男は子供。
純粋に見えても、疲れて見えても。
結局は明日のことさえ考えずに行動する子供でしかない。
本能のまま。
理性を捨てて純真と取るか、獣と取るか。
すべてを投げ出して真正面かに向き合っていると取るか、見てみない振りをしていると取るか。
冷静に相手を観ているか、愛で盲目になっているか。
そのときその立場で、全く違うものに見えて、全く違うものになりかねない。
そんな危うさや迂闊さがそこここにあふれていた。
でもそれを大声で笑えない自分がどこかに必ずいるはず。
それはいつかの自分だったり、そうなることが出来ない上の憧憬であったり。
豊川さんはやはりいいです。
疲れた男を演じていてもやっぱりかっこいいから、この役が成り立つ気がする。
寺島さんは黒木瞳主演の「東京タワー」で初めてじっくり見て、見直した女優さんです。
すごく上手いと思った。
今回は更にパワーアップ。
綺麗になったし、演技も更に良くなっていた気がする。
平凡でおとなしいだけの主婦が豹変するのは、「東京タワー」の時と被るけど、こういう役は絶品です。
渡辺淳一の作品は若い頃にさんざん読んで、最近はご無沙汰なのですが、この話は女性の作家が書いたらきっと違うニュアンスだったのだろうなぁとエンディングを観ながら思いました。
終わりが明らかに男のエゴ丸出しな気がして(笑)
悪いというわけではありませんが、綺麗にまとめすぎです(笑)
男のロマンか?と思ってしまいました。
冬香……そんな素直な女じゃないぞ……と思いながらも、エンディングの
平井堅の曲が流れてきて、感動。
「瞳を閉じて」以来のストライクかな。
どっちも選べないから自分を殺させる……なんて、普通じゃ出来ない。
すごい悪女だよ(笑)
純粋なら出来ない。
気付よ、菊治^^;
でも彼女も満足で、菊治も納得ならあの二人は幸せなんだろうし、生きていても修羅場には違いなかったかも知れないんだから(だからそうなる前に冬香は逃げたと思うから)あれが一番のハッピーエンドなんだろうね。
実話だったらすごいワイドショーネタになってしまうが、小説だからこれで良し。
ハセキョーちょっと見直した。
映画で端折ってるので、細かい部分はわからないが、意味深な女弁護士を良く演じていたと思う。
今までの彼女のイメージとは違うし、番外編でやって欲しいくらい(笑)
お勧め度 ★★★★☆男性も女性も、映画を観ながら自分の愛の形を見直すチャンス。
反省するもよし、安心するもよし(^^)v
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